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 ・猫について ・猫の種類 ・猫のしぐさと生態 ・猫の交配とお産
 ・猫の食事 ・去勢と避妊 ・猫の歴史 ・猫盗り









猫の歴史はどんなもの?人間が生まれるずっと前から、猫はいた?

■猫の祖先
猫の祖先はミアキスといわれている。
今から5000万年くらい前生息した動物で、体長20cm〜30cmくらい肉食の小さな動物。
猫と犬などの、肉食動物の共通の祖先だといわれている。主に北米やヨーロッパに生息していた。
ちなみに恐竜が滅びたのは6500万年前だから、恐竜が滅びた地球に適して生れてきた動物である。









ミアキスの中でも、平原をかけぬけ、集団で狩りをするようになったのが、犬科。森の中で、単独で獲物をとったり、家を守ったのが猫科となった。

ミアキスは、イヌ科、ネコ科、クマ科、イタチ科、ハイエナ科と別れて行った。  
そして、イエ猫の原型となったのは、60〜90万年前、リビアヤマネコである。

リビアヤマネコは、耳がツーンとたっていて、筋肉がチーターのような猫。模様はキジトラっぽい模様の猫である。
アビシニアンとベンガルキャットににている。そして、人間と生活するようになったのは、1万年前といわれている。

ちなみに猫属には、イエ猫の他に、イリオモテヤマネコで有名なヤマネコと、亜種ともいわれるハイイロ猫の種類がある。
               


■猫と人、そして古代の猫
そして歴史上の記録は、紀元前2000年くらいから。
古代の記録ではエジプトで重宝されていた。ネズミを捕ってくれることなどから、神様として崇められていたということもある。
穀物を荒らすネズミに対して、退治してくれる猫は、エジプト人にとってたいそう便利なものであった。
 そして、 エジプト人が各国を訪れ、猫を売買したりするようになり、猫が広まるようになったといわれる。
                         
      エジプトの女神バストテは、
      頭は猫で、体は人の体だった。


猫は、ネズミ番として重宝されていた時代もあった。しかし、やがて猫が増え、その様相などから、中世のヨーロッパではきらわれていた時代もある。
特に黒猫は悪魔として、虐殺されていた悲しい歴史もある。
重宝されたり、嫌われたりと古い時代でも猫の生活は人間によって左右されていたのである。








■日本の猫、日本に猫がやってきた
そんな猫が日本にやってきたのは、奈良時代。仏教の伝来とともに、中国からやってきたのが、はじまりだと言われている。
平安時代には和歌や書物、絵などにも猫がでてくる。当初はネズミ番として重宝された。
 シルクを作っている大和の国は、蚕をかじってしまうネズミを退治するのに最適であった。
だから、猫はめずらしいものとして、お金持ちの間で売買されていたのだ。

猫が庶民的になったのは江戸時代はじめといわれる。
徳川幕府が第5代将軍、徳川家綱が法をつくり、猫の売買が禁止されため、猫が一般の人たちにもいきわたるようになったのである。
                                 

日本に住み着いた猫は、島国のおかげで独特な進化をする。尾の短い日本猫の品種も、日本猫の典型的な例である。

    
     日本猫の代表三毛猫。独特な進化を遂げた。





そして近代・現代、雑種が増えた

 そうして明治時代、文明開化とともに、外来の猫がやってきた。それにともない、いろいろな雑種ができたのである。

 また第二次世界大戦後、一般の人がペットを飼う余裕ができるようになり、野良猫も増え、雑種化がよけい進んだといわれている。



外来との交配により、いろんな雑種ができている。
(アメリカンカールとの合いの子)


ペルシャ、三毛、白、ペルシャと、
外来と日本猫の三毛、白。。。
こんな環境が現代は普通の光景。







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