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江田島地区(江田島) |
戦前生まれの人にとっては、有名すぎる江田島。そのためか、江田島町と能美3町が合併するときは、能美3町の住民の意見を結果的に無視する形で、”江田島市”となってしまった。この話は全国ニュースになったほど有名な話。それほど、古い議員の方にとっては江田島という名前は誇りがあった。島は、能美島に比べると平地が少なく、メイン道路の道もごちゃごちゃした感がある。旧4町の中でも一番人口が多く、広島市中心部や呉市中心部にも一番近いので、一番にぎやかだ。兵学校を中心とした歴史を感じる散歩にいい場所だ。
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秋月の集落

さくら街道の桜

みかん
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【みどころ】
◆海上自衛隊術科学校:
かつては、海軍のエリートの学びやとしてあった江田島海軍兵学校。江田島兵学校は戦前生まれの人からみれば超有名な場所。現在は、海上自衛隊術科学校として今も残る。術科学校は、小用港からバスで10分ほどの所にある。一般にも見学として開放されているところもあり、現在も、映画やドラマのロケ地として使われる。術科学校のみどころは、大講堂、幹部候補生学校庁舎、教育参考館、甲標的(特殊潜航艇)、海竜(特殊潜水艦)などがある。
・海上自衛隊第1術科学校 総務課広報係
広島県江田島市江田島町国有無番地
Tel 0823-42-1211
※見学無料
※10:00〜16:30の間で、1時間半ごとに区切って、
見学を団体で行っている。
<眺望・景観のいいところ>
◆古鷹山:
古鷹山は江田島で一番高い山。標高は394m。旧海軍兵学校の生徒たちが鍛練の場として練習につかっていたという。3月下旬から4月中旬にかけて淡紅紫色の花が美しいゲンカイツツジや、林道沿いに植樹された桜が一斉に花開き、景観が素晴らしい場所。島内外から多くの人がハイキングなどで訪れる。
◆秋月の集落を見下ろす坂:
斜面に家々がひしめくようにたっており、見下ろす景観は荘厳。呉の軍港、瀬戸の海、そうして行きかう船もみえて、景観はすばらしい。。
<史跡と文化>
◆江田島八幡神社:
江田島の中央にある中心的な神社。創建は数千年以前からともいわれる。108の石段があり、石の鳥居の正面に森に囲まれた拝殿が見え、境内からは、旧海軍兵学校を見下ろす爽快な景観。
<観光施設>
◆ふるさと交流館
現在、海上自衛隊第1術科学校の見学者の休憩所と利用されている。
もとは旧海軍兵学校の生徒たちの休養の場であった生徒倶楽部の一つ「橋中生徒倶楽部」の面影を残した建物。展示室には旧海軍兵学校時代の品々も展示されている。
・ふるさと交流館:
江田島町中央1-3-10 Tel 0823-42-4871
開館9:00-17:00(月曜日休館)
◆学びの館:
江田島の歴史や文化を紹介する場所。学びの館の外は公園。のんびりするのに居場所。
・学びの館:
江田島市江田島町中央 Tel 0823-42-1145
毎週火休館
【自然】
◆さくら街道:
さくら街道とは、江田島港のある小用の、江田島高校から、秋月に抜ける1kmくらいの山道。 桜の季節には、さくらくら街道を隙間なく桜が彩り、とても鮮やかできれいだ。
◆江田島公園
さくら街道とならび桜の名所の一つ。桜の数は約150本。桜は桜街道に続く。
【ビーチ】
能美島ではメジャーな海水浴場が多いが、江田島ではメジャーな海水浴場がない。
しかし、小用や切串、津久毛など小さなきれいなビーチがたくさんある。
自然のままのプライベートビーチだったり、牡蠣の養殖につかわれていたりとさまざまなビーチだ。
【集落】
集落は切串、小用、秋月、中央、鷲部、江南、宮ノ原、津久茂、大須などがある。中心は中央で、術科学校も中央にある。
【島の宿】
江田島、能美島は観光であれば車で移動するので、どこに泊まっても一緒。ただし、ビーチ滞在とか特定の目的であればその島に泊まるのがいい。
・江の島荘: 江田島市江田島町中央 Tel 0823-42-0149
【遊ぶ】
◆国立江田島青少年交流の家
学習活動、スポーツ活動、武道活動、野外活動など教育研修活動を行っているところ。
広島の教育機関や会社で、校外研修、社員研修などで使われている。また無料のキャンプ場もある。
・国立江田島青少年交流の家
江田島市江田島町津久茂1-1-1 Tel 0823-42-0660
◆みかん狩り
江田島みかんは、県内でも有名なブランド。江田島みかんはとても甘いことで知られています。シーズンは10月下旬から。観光みかん園もオープンされみかん狩りでにぎわう。
<観光みかん農園>
・久保農園(江田島町切串): Tel 0823-43-0246
・平木観光農園(江田島町切串): Tel 0823-43-0315・0702
【お土産】
◆術科学校
不思議なことに術科学校のレクレーションセンターには売店があって、江田島せんべいや同期の桜ストラップ、兵学校カレー、江田島提灯、江田島ようかん、江田島かきラーメンなど、食べ物、Goodsと多種多様で、面白そうなものばかり。おみやげはここで買っていくのがいいだろう。他では売っていないので。
・術科学校内おみやげ売店
0823-42-6049
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能美・沖美地区(西能美島) |
江田島能美島の一番西部に位置する場所。東能美島とは古来より陸続き。もともと能美島であったけど、行政的に東と西に分けて統治されたため、別々の島の名前となった。国土地理院の東と西で分けており、地学的な根拠は適用されていない。
島は、江田島能美島の中でも一番のどかな場所で、のどかな島の景観や、美しいビーチが一番残っている場所だ。
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鈴木三重吉童話集


沖美西岸から見る
小黒神島。

沖美のビーチ

沖美畑集落

サンビーチおきみ

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【みどころ】
<眺望・景観のいいところ>
◆夫婦岩:
沖美町のサンビーチ(入鹿海岸)に立つ不思議な形をした岩。先がピースをしたように2本指が立ったような形をしている。
<史跡と文化>
◆3つもある砲台跡:
瀬戸の要所であって、海軍江田島に近い能美島は、戦争時代のなごり、砲台跡が4つもある。そのうち、沖美には砲台山、岸根鼻、鶴原と3つもある。
◇砲台山新林公園:
砲台山は沖美・能美で一番高い山。標高は401m。そこは戦争時代、大きな砲台が置かれていた場所。現在は砲台跡として、その建物の残骸が残っている。別名:三高山砲台跡。砲台跡は南部砲台と、北部砲台に分かれている。レンガ建ての建物で、瀬戸内にある砲台跡としては、大き部類ではないかと思う。一体が公園になっていて、砲台山からの眺望はとても美しい。
◇岸根鼻砲台跡(がんね鼻砲台跡):
岸根鼻砲台跡は砲台山に比べればスケールは小さいが、建物も存在し、立派なもの。場所はがんねムーンビーチの近くにある。
◇鶴原砲台跡:
砲台山や岸根砲台跡に比べ、一番地味な存在。がんねへの別れ道より、岸根鼻への道を途中から左に分岐し山頂に航空無線標識局との看板があり、その道を登っていく。道もあまり整備されてなく、わかりにくい。
◆軍艦利根資料館:
軍艦利根資料館は、太平洋戦争末期、江田島湾奥に停泊していた重巡洋艦『利根』が空襲をうけ、撃沈されたことを慰霊し、その関係の資料をおさめた資料館。重巡洋艦『利根』は、昭和20年7月24日から米軍からの空襲を受け、乗員128名の戦死者を出した。この空襲では、町内の被害もひどかったという。慰霊碑を建立。昭和62年8月に軍艦利根資料館建設した。場所は能美ロッジの近くにある。
◆鈴木三重吉文学碑:
鈴木三重吉は明治〜大正の小説家・児童文学者。鈴木三重吉は学生時代、中村(現在の能美町中町)の回船問屋下田家に療養のために滞在したことがある。その旧下田屋敷跡に鈴木三重吉文学碑が建立されている。滞在中に夏目漱石に近況報告として『親のそばでは泣くにも泣けぬ沖の小島へいって泣く』と書き送っており、石碑に刻まれている。鈴木三重吉文学碑は中町桟橋の近くにある。
◆入鹿神社:
斜面に集落がある、是長集落にある神社。突き出た場所にあって、神社のある景観は印象的な景観。
<観光施設>
◆夢来来(ゆめきらい)
沖美町是長にある交流場所。景観は、瀬戸内の多島美を望める。夕景も美しい。週末には、軽食なども販売される。
・夢来来:
江田島市沖美町是長四郎五郎 Tel 090-1350-6000
【サンセット】
◆沖美の西海岸や集落:
沖美の西海岸や集落は、夕景が美しいところ。大黒神島や、小黒神島の方向は夕日が沈む。集落でも沖美の是長集落は、斜面に家々がたっていて、島を見下ろす景観と、夕日が沈む景観が楽しめる。
【自然】
◆カブトガニ:
長瀬海岸は、中町桟橋のすぐ近く。そこに生きた化石カブトガニをみることができる。希少なので、念入りに探すこと。もちろん捕獲は厳禁!
◆真道山千本桜
真道山は、能美島のほぼ中央にある山。戦後に登山道に千本桜を移植し、今ではとても桜の美しい名所となっている。
◆鹿川の大ソテツ:
民家にある大ソテツ。 広島県で最大のソテツともいわれ、胸高幹囲約6m、樹高約5mもあるという。能美町鹿川、徳勢家の庭にある。弘長年間(1261〜1264)に屋久島より持ち帰り移植されたともいわれている。
◆水島観光さつき園:
フェリーから見る島の景観で、春にとても彩り美しい景観をつかさどっているのが水島観光さつき園だ。高田から国道487号線で三高にいく途中にあり、5月連休頃のシーズンには1万株のさつきが咲き乱れ、多くの花見客が訪れる。
・水島観光さつき園:
江田島市能美町高田 0823-45-4850
【ビーチ】
沖美・能美にはビーチがたくさんある。下記は海水浴場だけ列挙しているが、海水浴場以外でもビーチはたくさん。
◆がんねビーチ:
沖美の最北西、岸根鼻にあるがんねビーチ。かつては、広島市内からたくさんの人が、訪れた海水浴場。島の他にも、海水浴場として多々オープンしたために、がんねは営業休業してしまった。(今は自然のビーチ)。外観が少し寂れた感はあるけれど、美しいビーチ。
◆長瀬海岸:
中町桟橋のすぐ近く。護岸されていて、のんびりできるビーチ。
◆サンビーチ沖美(入鹿海岸):
島の西部にあるビーチ。広い海岸線で、大黒神島や小黒神島を望む景観。夏は、海水浴客でにぎわうところ。
◆沖美ニューブルービーチ:
サンビーチ沖美より、少し北にいったところにある。海水浴場というよりは、別荘地に面するビーチといったところ。シャワーやトイレなどの設備はない。駐車場もない。
◆横網海岸
沖美南部の大矢野鼻の西側は、浜辺が広く続き、休日はウィンドウサーファーでにぎわう場所。
【集落】
集落は沖美に三吉、高祖、美能、是長、畑、岡大王、能美に鹿川、中町、高田がある。特に是長地区、畑地区は斜面に立つ集落で、西側の海を見下ろす雰囲気のいい集落。けれど車の離合は大変。
【島の宿】
江田島、能美島は観光であれば車で移動するので、どこに泊まっても一緒。ただし、ビーチ滞在とか特定の目的であればその島に泊まるのがいい。
・サンビーチおきみ: 江田島市沖美町是長 Tel 0823-49-1515
・ペンションブルービーチ: 江田島市沖美町是長 Tel 0823-48-0321
・ペンションわだ: 江田島市沖美町美能 Tel 0823-47-1121
・坪希旅館: 江田島市沖美町畑 Tel 0823-48-0018
・国民宿舎能美海上ロッジ: 江田島市能美町中町 Tel 0823-45-2335
・民宿ねんごろなじま: 江田島市能美町鹿川 Tel 0823-45-4708
【遊ぶ】
◆鹿田公園:
瀬戸内海の美しい自然に囲まれたスポーツ公園で、観光レクリェーション広場として親しまれています。多目的広場(1万m2)、ゲートボール場2面、テニスコート5面、展望広場、管理棟などがあり、近くの「サンビーチおきみ」と合わせてスポーツ合宿などの利用もできます。
・江田島市教育委員会生涯学習課 0823-40-3037
※その他のキャンプ場
沖美オートキャンプ場、真道山森林公園キャンプ場
◆いちご狩り:
沖美町はいちごが特産品。『レッドパール』という品種で、アイベリーととよのかを交配したものだという。とても甘く、とっても美味しい。いちご狩りは、季節は春。要確認&要予約。
(※連絡は江田島市市役所の観光課に聞いてみてください。)
◆シーサイド温泉のうみ:
江田島・能美島で唯一の温泉。源泉温46℃を誇るという。海沿いにあって、湯船から海を眺める景観。露天風呂、うたせ湯、ジェットバス、サウナ風呂、家族風呂などがあり。バーベキューなど昼食や、宿泊も可能。
Tel 0823-40-2080
◆観光吾智網漁
島で、ゴチ網漁は5月中旬から6月中旬まで行われる。そのゴチ網漁の体験ができる。くろ鯛をはじめ鯛・カレイ・ハギなどの魚がたくさん取れるという。
・美能漁業協同組合 TEL-0823-47-0231
◆みかん狩り
沖美・能美もみかんの生産はさかん。10月下旬からのシーズンには島は、みかんで黄色く染まる。観光みかん園もオープンされる。
・川西農園:(能美町中町)Tel 0823-45-5341
◆長瀬釣り場施設:
浮桟橋の釣り場。能美ロッジの近くにある。能美島全体が釣のメッカとあって、その中で人口の釣り場とは収穫がかなり期待できる。チヌ・メバル・カレイ・キス・ベラなどがいるという。
・長瀬釣り場施設
Tel 0823-45-2335(能美ロッジ)
【お土産】
◆能美ロッジ売店:
海上能美ロッジに売店がある。ここで能美町の特産品などを買うのがいいだろう。売店では箱菓子や乾物などの各種お土産の他に、地元江田島市沖美町でとれた新鮮野菜やシャンプー、リンスなどのバス製品も置いている。
お勧めは沖美産の『いりこみそ』。味噌汁にしてもいいし、そのまま暖かいご飯につけて食べてもおいしい。
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大柿地区(東能美島) |
江田島・能美島の中で一番南にある大柿地区。東能美とあるが、西能美からみて、南南東とわずかに東にあるだけで、実質的には南に位置する。東と西が分かれる前の古い時代は、能美島の中心であった。今は、港が一番遠いせいか、通勤通学には一番不便な場所だ。唯一の救いが島で唯一の架橋が、大柿町であること。自家用車で呉や広島市にでるのは便利だ。観光名所としては島内で一番少ないかもしれないが、南部のどかさや人の活気という点が東能美島のいいところだ。
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早瀬大橋
 陀峯山

八幡神社の
秋祭り

深江漁港の夕景

深江島戸の
ハクセンシオマネキ

深江のビーチ

沖野島

島の猫

かき
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【みどころ】
<眺望・景観がいいところ>
◆早瀬大橋:
江田島、能美島を倉橋島とつなぐ、唯一のかけ橋。倉橋島経由で本土と陸続きになる。1973年。白いペイントの外観。全長は623.5メートル、幅員9.05メートル。橋の上からの眺望もすばらしいが、少し足の竦む怖さがあるかもしれない。
◆陀峯山展望台:
陀峯山は江田島・能美島の中で一番大きな山。標高438m。頂上からは瀬戸の島々をパノラマで、眺望ができる。道は細いけど、頂上まで車で行ける。
<史跡や文化>
◆砲台跡:
大柿町南東部、大君の長浜海水浴場前は、大君砲台跡がある。
◆六角紫水:
六角紫水(ろっかくしすい)とは日本の漆工芸界の草分的存在の人。中尊寺金色堂や厳島神社社殿の修復、古社寺文化財の調査、白漆の発明など多くの功績を残した。六角紫水は大柿町の出身で、大柿町大原の山道の脇(生家跡)に六角紫水の石碑が立っている。
◆八幡神社:
大柿町一の大きな神社。秋祭りは盛大で、けんか神輿が有名。
<観光名所>
◆大柿地区歴史資料館(灘尾記念文庫):
大柿地区の歴史を集めた資料館。かつて衆議院議長を務めた灘尾弘吉氏の記念館ともなっている。六角紫水の作品及び灘尾弘吉の愛読書などを展示している。
・大柿地区歴史資料館
0823-57-6420
開館:9:30-16:30(月曜日休館)
【サンセット】
◆島の南西部、深江地区のサンセットはとてもきれい。集落や漁港などから、夕景がすばらしい場所。夕日は大黒神島や岩国の方向へゆったりと沈む。
【自然】
◆ハクセンシオマネキ:
深江地区の島戸海岸に、夏になると、片方のハサミだけ大きなカニ、『ハクセンシオマネキ』を見ることができる。
◆大柿自然環境学習交流館『さとうみ科学館』:
旧深江小学校の建物を利用し、「海辺の自然」「ふるさとの自然」をテーマに、自然交流の活動場所として設立されたもの。海辺の生き物を展示したアクアギャラリーの他、標本や、自然に関する本や資料がある。実際の海で、不定期に自然観察会も行っている。
・さとうみ科学館 事務局
Tel 0823-57-2613
開館:平日8:30-17:15
入館料: 無料
◆羅漢石
大柿町南部、大君にある山の景観は荘厳で豪快な景観。羅漢石とは平家伝説の残る王泊湾の左上山中にある平岩。海に向かって一列に並ぶその姿が、平家一族に慰霊の祈りを捧げているように見えることから、いつしか羅漢石と呼ばれるようになった。付近には天狗石など奇岩・巨岩が多くある。
【ビーチ】
沖美・能美にはビーチがたくさんある。下記は海水浴場だけ列挙しているが、大君や深江などではプライベートなきれいなビーチはたくさんある。
◆長浜海水浴場:
大柿町、東南部、大君の長浜にある海水浴場。早瀬大橋を渡って一番近い海水浴場。ビーチと島の景観がきれいで、長く伸びる桟橋と、沖合に停泊するボートが印象的。
◆アイランドビーチ(沖野島):
大柿町にあるビーチだけど、西南部、深江から橋で渡った沖野島にあるビーチ。大黒神島など島と海の景観がきれいなビーチ。かつては、バレーのプロ選手を集めたビーチバレー大会が開催されていたこともある。撮影のロケにつかわれていたこともある。
【集落】
集落は飛渡瀬、柿浦、大原、大君、小古江、深江と6つある。中心は大原で、大柿支所は大原にある。とくにのどかな集落は深江。
【島の宿】
江田島、能美島は観光であれば車で移動するので、どこに泊まっても一緒。ただし、ビーチ滞在とか特定の目的であればその島に泊まるのがいい。
・民宿 なかもと: 江田島市大柿町飛渡瀬 Tel 0823-57-2318
・民宿ひとのせ 料金: 江田島市大柿町飛渡瀬 Te 0823-57-5544
・ビジネスホテル平乃屋: 江田島市大柿町大原 Tel 0823-57-2217
【食べる】
◆海辺の新鮮市場
1Fが魚の売店になっていて、好きな刺身を選んで買って、2Fで、ご飯を食べるという形式。ご飯は、カヤクご飯など自由に選ぶ。ボリュームと、新鮮さ、おいしさは二重丸だ。場所は飛渡瀬にある。
・海辺の新鮮市場:
江田島市江田島町江南一丁目1-37 Tel 0823-40-0170
8:00-16:00営業(昼飯は昼のみ)
月曜と第二日曜日定休
【遊ぶ】
◆江田島市総合運動公園:
大柿町にあるスポーツ施設。多目的広場・テニスコート・ゲートボールコート・子ども広場がある。
・江田島市総合運動公園:
Tel 0823-57-7789
開園9:00-22:00(月曜日休園)
◆沖野島マリーナ:
もともとはヨット・ボート等の係留施設。日頃は普通の人は入れない。けれど、海洋技術の教育、各種セミナーの開催等を行なったり、小学生などを対象に、ヨット・モーターボート教室を行うことがある。
【お土産】
◆江田島市交流促進センター(ふれあいプラザさくら)
大柿町の特産物が展示。みかん、甘夏マーマレード、シソジュースなど特産品が販売されている。日曜日朝には簡単な市場も行われる。食事もできて、大豆だしのうどんも食べられる。場所は、大柿町中心部から、能美町に入る海沿いにある。 ここは島々を望む海の景観もいい場所。
・江田島市交流促進センター
江田島市大柿町小古江1944-4 Tel 0823-57-7966
開館8:00-15:00、月曜日定休
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江田島市の現状 |
江田島市は、島内の街だけで合併して市政をしいた、瀬戸の島の中でも活気のある島。島内から近郊の都市に近く広島市や呉市への通勤通学をしている人も多い。早瀬大橋で架橋されていて車で本土に行くことも可能だ。島内には大型スーパーあり、スーパーは多々、大型電気店あり、ファミリーレストラン、ホームセンター2軒、コンビニは3軒ある。商業の中心、飛渡瀬・江南はとても賑やかだ。
けれど、この島も急激な過疎化の問題にたたされている。1985年には約4万人いた人口も、25年たった2010年には約27,000人と人口は急激に減っている。65歳以上の人口も35%以上(2010年)と高い。
2000年からは財政難もあり学校の統廃合が進んだ。小学校は10年で約半分の8校も減らし、現在9校(2010年現在)、廃校となった地区の子供たちは不便にもスクールバスで通っている。
広島市への船賃は年をおうごとに、あがっている。港の統廃合も進んでいるようで、便数も減った。子供が高校になったら通学費も大変。船便が少ないので時間を気にしながら残業しなければならない。ゴミの当番は歩くのが不自由な老人に順番がまわってくることもある。医師も高齢化してきており、次の代のときには、廃院となり、病院の数も減っていくだろう。高度医療を受けるのには広島市内に出なければいけない。通院するのに往復3,000円かかるのではやっていけない。産婦人科もない。
学校がない不便な地区に、若い世帯は住みたがらない。魅力がなければ人は住まない。ふるさと納税制度があっても、市政に魅力がなければ納税しない出身者もいるだろう。
議員さんも頑張ってくれてると思うが、観光で生きるのか、若い世代にも住みやすい街を作るのか、もっと抜本的で斬新な政策を出さない限り、今のままでは確実に限界集落に近づいていくことだろう。
もちろん言うのは簡単で、難しいとは思う。
けれど、歴史や文化、江田島というネームバリュー、農産・水産・工業生産など、資源や可能性が多くあるまちだ。人もいい。島民も協力するので議員さん頑張って欲しい。
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